(20代転職関連)第二新卒とは?
第二新卒とは?
「第二新卒」とは新卒で入社してからおよそ3年程度の間に会社を退職し、転職をする人の層を指します。現役で大卒であれば25歳程度、院卒などであれば30手前くらいまでの年齢が、だいたい第二新卒と呼ばれる方々です。3年程度業務の経験はあるものの、中途社員と呼べるほどのスキルを持っていないため、新たに「第二新卒」という位置づけで呼ばれるようになりました。新卒よりもスキルはあるものの、中途までいかない中間の若手人材という意味合いで使われています。
10~15年程前の時代は、新卒の3年間に3割もの人が辞めてしまうということが話題になるような時代で、3年間の間に辞める人が少なかったのです。最近では「第二新卒」という言葉が生まれるほど、この期間に転職する人が多くなり、転職すること自体が一般的になってきていると言えます。さらに昔、バブル経済が崩壊する前・労働者派遣法改正が行われる前の1980年代までは終身雇用と呼ばれる制度がありました。まさに身が終わる(定年退職する)まで、勤め上げるのが一般的だった時代。その頃は「転職」というと、終身雇用で守ってくれている会社に対する裏切りのように受け取られることも多かったのです。そのため、転職をするということが非常にハードルの高いチャレンジと捉えられていました。
また、インターネットがなかったことから、求人情報誌を見つからないように購入しなければならない風潮でしたが、今は簡単に転職サイトをアプリなどで閲覧することができます。インターネットが情報取得を簡単にしたことで、たくさんの企業を知ることができるようになりました。それが、転職活動に積極的になる人口を増やしたことにもつながっているのかもしれません。
時代の変化と共に、転職をするということが選択肢のひとつに入ってくるようになってきたい現代。終身雇用制度がなくなって久しいこの時代には、若い時期にキャリア変更をする人が増えてきています。最近では第二新卒向けの転職エージェントも多数存在するほど、第二新卒の転職市場は活況を見せています。
